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記録はこちら 常任委員会記録(平成27年) | 函館市

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(1)

午後3時03分

委員長(工藤 恵美)

・ 開会前だが、松尾委員が所用のため欠席するのでお知らせする。

午後3時03分開議

委員長(工藤 恵美)

・ 開会宣告

・ 議題の確認

1 調査事件

(1) 新たなサービス・効果等を創出する指定管理者制度の運用について

委員長(工藤 恵美)

・ 議題宣告

・ 本件については、10月28日から30日の日程で大阪市と岸和田市に対して行政調査を行った。両市の 取り組みは非常に参考となり、大変有意義な調査であったのではないかと考えている。委員の皆様、 お疲れ様であった。行政調査の報告書については先日配付したとおりである。

・ 本日は各委員から行政調査の所感をお伺いする中で、両市の取り組みにおける工夫点や成果等につ いて協議したいと思っている。大変よくできた、所見も入っており、報告書ができたと思っているが、 正副としては本日お配りしている資料1をごらんになっていただきたい。この資料に記載しているよ うな内容になろうかと見やすいようにした。各委員からもこのほかに何か意見などがあれば発言をお 願いする。

小山 直子委員

・ 本当に今まで私の発想の中にはなかった、指定管理者制度の中で指定管理をしている企業なり業者 さんから利用料金というかお金を市のほうでいただくという発想は今までなかったので、本当にいい 行政調査ができたと思っている。ただ、本当に条件がある程度きちんと整った中での指定管理だと、 これがすぐ函館に適合できるかというとまだまだ課題は大きいかと思う。ただ、本当にただ指定管理 をするというだけではなくて文化財をきちんと守るということを中心にしながら、あるいは食をただ 提供するのではなくて文化として提供するだとか、その考え方というか、そういう意味では本当に参 考になるところが大きかったと思う。

出村 ゆかり委員

・ 大阪城のほうだが、所見でも書かせていただいたのだが、まず、ほぼほぼ完璧な運用というか経営 状態というところで、規模がかなり条件等々、函館と比較するにはちょっと違うのかなと。大人と子 供くらいのような印象を受けた。ただ、その中で地元の大手のディベロッパーだとかそういった企業 さんたちがバックアップしているというその背景自体もうらやましいというか、それなりの大阪城公 園という文化財なので、整った条件とはいいつつもうまくできている成功例を拝見できて私も大変勉 強になった。あとは外国人の観光客の多さ、ほぼほぼ日本人がいなかった。アジア系の外国語がほと んどだったというのが非常に印象深かった。

(2)

板倉 一幸委員

・ 今回、大阪市と岸和田市とどちらも関西ということで、関西出身の方もいらっしゃるが、商いに対 する習慣なり、あるいは物の考え方、あるいは行政と民間との関係の考え方というのに少しやはり違 いもあるのだろうと思う。特に函館市なんかではどちらかというと、ちょっと語弊があったら失礼な のだが、民間の皆さんも与えられた条件の中で何をするかというようなことになりがちで、役所が例 えばできないことを民間だからできるんだという発想になっていただく、あるいは、どうやったら商 売上成り立つのかというようなことを考えて、それを行政側がすんなりと認めていくというか、そう いうことを取り入れていくという風土というか、そういうものをやはり少しつくっていかなければな かなか難しい面も一方ではあるのではないかと。しかし、今回こうやって調査をして指定管理料がな い上にさらに市の収入があるというようなことなので、これは、ここの函館でどう活用できるのかと いうことを少しやはり我々もさらに調査なり研究なりしていく必要があるのではないかと思った。

委員長(工藤 恵美)

・ 他に発言あるか。(発言なし)

・ 発言いただいた意見を深めていって、そのポイントを深めていきたいと思っている。次回以降の委 員会では、大阪市や岸和田市の取り組みが成功している要因の分析を進めていく中で、当市の現状に なじむと思われる工夫点や、当市が目指すべき指定管理者制度のあり方などについて具体的に協議を 進めていきたいと思うが、そのような進め方でよいか。(異議なし)

・ その他、本件について各委員から発言はあるか。(発言なし)

・ 本件については、今後当市が目指すべき指定管理者制度のあり方の検討を含めた協議を進めていく ことを確認したので、委員会の閉会中継続調査事件とすることでよいか。(異議なし)

・ ただいま決定した閉会中継続調査事件については、先ほどの理由をもって議長に申し出たいと思う が、これに異議ないか。(異議なし)

・ 議題終結宣告

2 その他

委員長(工藤 恵美)

・ その他、各委員から何か発言あるか。

板倉 一幸委員

・ 12月3日付で企画部から市電・函館バスにおけるICカードの導入についてということで資料が配 付された。これを見ると来年、年明け1月にはプロポーザルの公告を行って、年度内に受託候補者の 決定をするというようなことが計画をされているけれども、大変重要なことでもあるので、特に形成 計画の決定なども議会としてはあまり議論をしない中で決定をしているので、このICカードの導入 について、まず一度理事者から説明を受けたいと思うのだが。

委員長(工藤 恵美)

・ 今、板倉委員から発言があった。皆様にきのうICカードシステム導入についての資料が配付され たと思うが、これについての説明を受けたいということであるが、いかがか。(異議なし)

・ 説明を受けたいと思うので担当部局を呼んでいただけるか。

(3)

(企画部入室)

委員長(工藤 恵美)

・ ICカードシステムの導入についての説明をお願いする。

企画部長(種田 貴司)

・ 12月3日付で配付させていただいている市電・函館バスにおけるICカードの導入について説明を させていただく。

・ 資料説明:市電・函館バスにおけるICカードの導入について

(平成27年12月3日付 企画部調製)

委員長(工藤 恵美)

・ お聞きのとおりであるが、発言あるか。

板倉 一幸委員

・ この間、新たな公共交通のあり方、連携計画、形成計画ということで、市内の地域の公共交通の利 便性を高くして、皆さんのおっしゃる言葉で言えば持続可能な公共交通にしていくということで、い ろんな検討をされてきたと思う。そして、特に先ほどのお話にもあったがゾーンバスシステムを使っ て今までの長距離1本のものを拠点を設けてそこで乗り継ぎをしていく。その乗り継ぎをしていくた めには、その乗り継ぎの利便性を高めるという意味では、このICカードというのは非常に重要な位 置づけにあるのだと私自身も理解をしている。どういうICカードにしていくかというのは今、お話 があったが、10カードにするのか地域独自カードにするのか、地域独自カードの片利用があるからそ ういうものにしていくのかということで、いろいろ検討をしていくということになると思う。私も通 常、 東京に 行く とSuic aを使っ てい たが、 このご ろは やめて Kita caにしたけれど も、そういうカ ード を使えることが非常に地域を超えてそういった交通機関を利用していくという動きにつながっていく ものだと思う。そういう意味でも、この連携計画がどうなっていくのか、そのことと同時にICカー ドの導入がうまくいくのかということが非常に大きな要素を占めると思うのだが、先に1つだけお聞 きしておきたいと思うが、これは総務常任委員会にいただいた資料だが、経済建設常任委員会にも資 料が配付されていると思う。総務常任委員会に配付をいただいた資料は、プロポーザルの実施に当た って は全国 的に は相互 利用が 可能 となっ たJR 東日 本のSu icaな どいわ ゆる1 0カード を当地域で も利 用できるシステムとなるよう、そういうことをある程度その前提としながらどういうことができるの か提案を受けていきたいということだと思う。で、経済建設常任委員会に出された資料によると代表 的なICカードシステムとして10カードもあるし地域カードもありますとなっているが、しかし、導 入に当たってはこういった10カードを前提にというか当地域でも利用できるシステムとなるよう、と いうことではなくて、メリット、デメリット、イニシャル・コスト、ランニング・コストなどを総合 的に比較・審査するプロポーザルにしたいとなっているのだが、ということは要は10カード方式にす るということではなくて、地域独自カードにするということも頭の中にあるということなのか。

○企画部計画推進室政策推進課長(中村 勇人)

・ 導入を考えているカードの種類についてのお尋ねだが、総務常任委員会に配付させていただいた資 料を もう 一度ご らんに なっ ていた だき たい。 資料の 2番 の、「 平成2 5年3月 から 全国 的に相 互利用 が 可能となったJR東日本のSuicaなどいわゆる10カードを当地域でも利用できるシステムとなるよう」

(4)

という意味は、先ほど3つの種類を部長から申し上げたけれども、地域だけで10カードを持っている 方々が来て使えないという地域独自カードと書いているものは想定せずに、10カードか、もしくは10 カードを持っている人が函館に来て使用できるいわゆる片利用というものを想定しているということ で、経済建設においても全国相互10カード、片利用という2つの種類が表記されているということで ある。

板倉 一幸委員

・ そうすると、ちょっと表現が適切でなかったかもしれない。10カード、要は相互利用可能なカード にするか、あるいは片利用しかできないカードにするかはまだ決めてないと、片利用もあり得るんだ ということなのか。私は個人的にはやはり、コストの問題がそこには存在するということに多分なる のだと思うのだが、しかし、例えば我々が電車やバスに乗るときに今はプリペイドカードで乗ってい るけれども、今度ICカードになればICカードで乗る。そのICカードが今度は東京に例えば仕事 で行ったときに使えるかというと使えない。そうしたら、やはりJR東日本で発行している例えば、 Suica とかあ るいは JR 北海道 で発 行して いるK itacaと かそ ういう ものを新たに 用意して使わな けれ ばならないということになると、地域の人間にとってみると二重に同じようなものを持たなきゃなら ないということになると思うのだが、その辺はどうなのか。

企画部長(種田 貴司)

・ こちらの資料でごらんいただきたいのだが、10カードのところの下にサービスということで、あら かじめパッケージ化されたサービスで「乗車ポイントや乗継割引等の標準サービスの変更や追加には、 他事業者との調整が必要」ということで、この他事業者というのは10の事業者があるわけだから、そ れぞれが了解して進めなければいけないということになる。例えば10カードの中でも圧倒的なシェア を持っている東日本が発行しているSuicaはポイントがついていない。例えば100円使うと1ポイント 還元されるとかというようなものがない。ただ、10カードの中にはポイントのものもあるし、今回は バス も使う こと になる けれど も、 東日本 のSui caだと 首都圏 はバ スが定 額なの であ る。料 金が対 キロ では ない。 だか ら、Su icaなん かは 現状、 対キロ のバ スに対 応し ていな いとい うこ とがあ って、10カ ードのほうはある程度パッケージ化されたサービスなものだから、全く融通がきかないということで はないが、若干いろいろな対応は可能だけれども非常にハードルは高い。もちろんコスト面でもある。 下の10カードの片利用ということにはなるが、それは独自カードが10カードも使えるようにするとい うことなので、ある意味独自カードの扱いになるものであるから、右側の独自カードのサービスをご らん い ただ くと 、地域 のニ ーズに 合った オー ダーメ イド なサー ビスが でき て、「乗車 ポイン トをは じ め、回数や曜日、時間帯、乗継等多様な割引制度等を、独自の判断で設定可能」なわけである。そう いった設定可能でなおかつ10カードも使えるというのが下の片利用ということになるから、地域でい ろいろなサービスを考えるときには片利用のほうが融通がきくというあたりをプロポーザルで比較、 検討させていただきたいと考えている。

板倉 一幸委員

・ 私もちょっと全ての10カードを承知しているわけではないのだが、10種類のカードが北は北海道か ら南は九州までそれぞれカードが出されているわけだけれども、その中には例えばバスなんかでも要 は均一料金でない地域のバスなんかもあると思う。そういったようなカードの開発というか、そうい

(5)

うも のを使 うと いうこ ともで きる わけで ある。 だか ら場合 によ っては 同じ1 0カード でも Suicaは そう かもしれないが、他のカードであればそういうことが可能だというものもあるということになると思 う。だから、それはいろいろと検討をしていただく。検討していただくというか提案を受けてからと いうことになるのだろうか。一方で、地域のカードというのは確かにあまり大きくないところ、札幌 や仙台は大都市だが、先ほどおっしゃったように旭川だとか福島だとか、そういったようなところで は地域の独自カードになっているということだから、そこのところは十分、ただ、できれば多くの方 が利便性の高いような、あるいは本州からいらっしゃった方々も利便性が高く、あるいは今度は札幌 方面だとかそういったような、この地域の中では残念ながらJRはICカードが使えるという地域に はなっていないし、なかなかなるというような見通しもないようだけれども、しかし、今度はそうい った人の交流がふえてくるわけだから、やはりそういった交流に対応していくカードに、せっかくコ ストをかけてやるわけだから、ぜひそこはお願いをしたいなと思う。それで、書き方の問題はわかっ た。ところで、今までは形成計画をつくり、あるいはICカードの導入の調査なども企画部が中心に なってやってきたと私は承知をしているのだが、今度プロポーザルは企業局・函館バス、実際に導入 する事業者ということだからそこのところはわからないわけではないのだが、今度はこれからの例え ばICカードの導入あるいは形成計画がどういうふうに進められていくかということなども含めて企 画部はどういう立場になるのか。

○企画部計画推進室政策推進課長(中村 勇人)

・ ICカードの導入について企画部の立場というか役割のお話だが、ICカードの導入については11 月に策定した函館市地域公共交通網形成計画において、乗り継ぎ、利便性の向上を目指して導入する こととしてバス路線網を再編する上でここまでは公共交通的な観点で、また観光客等の利便性向上の ためにも重要な施策であると認識している。電車、バス双方の事業者に加えて交通料金助成制度を所 管する保健福祉部など内外の関係部署と関係機関と、企画部が中心になって調整しつつ協議を進めて きているというのが企画部の立場である。なお、導入に当たっては交通事業者がIC事業者と直接契 約を交わすことになることから、受託事業者の選定に係るプロポーザルについては直接ICカード事 業者と契約を交わす交通事業者で行っていただくこととなっている。

板倉 一幸委員

・ 実際に導入する事業者が契約をして導入していくということは話としてはわかるのだが、しかし、 そうなると今度はお金にかかわる話が出てくる。補助も使いながらやっていくということになるわけ で、単に契約して、プロポーザルをやってこういう金額でやりますといったときにその金額が事業者 が全て負担できるのかどうかというようなことだとか、あるいはその後の問題だとかも含めて、企業 局と函館バスというところだけにそういった契約や、あるいは導入にかかわる実際の業務を任せてし まうというのは少し危険性というか懸念があるのだが、その辺のところはどうか。

企画部長(種田 貴司)

・ このICカードの導入はもちろん函館市としてこの網形成計画でも位置づけているとおり、公共交 通の推進のためには必要なものだという認識のもとで取り組んでいるものであり、電車もバスもいず れも国庫補助対象になっているので、各事業者がそれぞれ国に対して補助要請をしてきている。あわ せて函館市としても財政的な支援が必要だろうというふうに考えており、こちらについては今年度候

(6)

補者の選定は各事業者共通にやってもらうけれども、新年度予算の中で予算を計上させていただける ように今、庁内的な協議をしており、そういった庁内的な合意も含めて今回プロポーザルの実施につ いて資料として議会のほうにお配りさせていただいているという状況である。

板倉 一幸委員

・ 形成計画が順調に進むのかどうかというのはまだ少し様子を見ていかなきゃならないところもある のだと思う。ゾーンバスシステムが本当にできるのかどうか、これは乗り継ぎ拠点をどういう形にし ていくのか、それがどういう進めでやっていけるのかというようなことにもかかわってくるから、今 時点で形成計画どおり、例えばゾーンバスシステムが走れるのかどうかというのは私は少し懐疑的な 面もあるが、しかし、そうはいってもそのこととICカードの問題を一緒にしてこれができないから ICカードもだめだなという話にはもちろんならないわけだから、ICカードはICカードとして進 めていただくということが必要だと思う。今、補助金の話も出た。地域公共交通活性化・再生総合事 業費の補助金だと思うけれども、大分全国でも補助金を使っていろんなことをやりたいとおっしゃっ ているというふうに話を聞いている。一般質問でも質問するのでまた後ほどお話を聞くこともあると 思うが、私が聞いている限りでは全国からいろいろと申し出があって、なかなかこの補助金も予定ど おり獲得できるのかどうかというようなところも不安があるというふうにお聞きしているのだけれど も、その辺の見通しはどうか。

企画部長(種田 貴司)

・ 国の補助制度は事業費の3分の1を限度に補助するということになっており、その3分の1を確保 できるかどうかということが大きなハードルがあるわけで、私も先月国交省の担当課長のところにお 邪魔をさせていただいて、ぜひ函館市、形成計画のほうも進めているし新幹線の開業も控えていると いうことでぜひ来年度の予算確保にお願いをしたいということで、直接、お会いをしてお願いをして きた。ただ、全国的に多いという状況もあって確約していただけるものではもちろんないし、全国の 要望の状況によっては一定程度カットされるといったことは、予算の範囲内の補助ということだから 十分あり得ることなのではないかと思っている。仮に国の補助金が予定を下回った場合にどういった 対応をするのか、それぞれの事業者において負担いただくものなのか、あるいはそのことによってI Cカードの導入が図られないということも、市としてはやはり計画を進める面でも地域のICカード 導入をぜひ進めたいという思いがあるので、その際には会社の経営状況等もあろうかと思うし、市の 財政負担のあり方について改めて庁内で協議して導入に支障のないように協議を進めたいと考えてい る。

板倉 一幸委員

・ まだそこはどうしようかと、もちろん補助のあれが決まっているわけではないから、今こうするな んていうことにはならないのだろうけれども、その見通しは大分厳しいという多分見通しもお持ちに なっているのだと思うが、心配なのはやはりICカードを導入するということでプロポーザルする。 しかし、予定をしていた補助がつかないということになったときに、では残りは事業者負担ですとい うことで企業局と函館バスが負担せえということになったときに、そこまではやはり負担できないと いうようなことだってなきにしもあらずと、額によってということになるだろうけれども。そのとき にはここまで進めてきたけれどもお金がないからこれはできませんというようなことに、できるのか

(7)

どうかという問題もある。その辺のところというのはある程度の見通しを持たなければプロポーザル そのものができないということにならないか。

企画部長(種田 貴司)

・ 先ほども申し上げたように、まずはプロポーザルで価格が幾らになるかということもやはり競争を していただきたいと思っているので、少しでも安い金額での契約にこぎつけることが一番大事だと思 っているし、その中でいかに国の補助金を確保していくかと。で、その額の結果によってその対策を 講じなければならないわけだけれども、先ほど申し上げたように導入に支障のない対応を議会の皆様 にも相談させていただきながらということで、額によってではあるが、対応させていただきたいと思 っている。国のほうでことしの7月に交通系ICカードの普及・利便性拡大に向けた検討会という取 りまとめをしており、国としてもICカードをぜひ全国的に進めていこうという流れにある。その中 で各都道府県で交通系ICカードが導入されていない都道府県がまだ6県ある。だから、そこのIC カードが導入されていない6県については導入を進めましょうということが1つ。それからもう1つ は主要都市、この中では20万人以上の都市となっているが、20万人以上の都市で導入をされていない 都市が41市あるとなっている。その中でも函館市のようにJR等、鉄道でも使えないというのが10都 市、函館、青森、八戸等、10都市あり、そこについては早急に解消をしていく必要があるというふう に国交省の検討会で取りまとめたものもあるので、私どもとすると、新幹線の開業ももちろんそうだ が、こういった国の取りまとめの中でも必要性を言っているのが函館市なのだということを強く訴え な が ら 少 し で も 多 く の 補 助 金 を 獲 得 で き る よ う に こ れ か ら も 精 力 的 に 活 動 し て い き た い と 思 っ て い る。

板倉 一幸委員

・ そうすると、1月にはプロポーザルを公募して3月までには決定をしたいと、(「候補者の選定」と 種田企画部長)受託候補者の決定をしたいということでこの計画は予定どおり進めて、国の補助金が どうなるかというのはいつぐらいに決定をされるというか、我々はわかるのか。

企画部長(種田 貴司)

・ 今年度の例で申すと4月、5月くらいの早い時期に国のおおよその額が示されるのではなかろうか と考えている。

板倉 一幸委員

・ そうすると、そのわかった4月、5月くらいから実際に補助が確定すると残りの事業費というのが わかるわけだから、それに対して事業者は相談して、じゃあどうできるかというようなことになる。 これちなみに、年度またいで導入をするとかというようなこともあり得るのか。

企画部長(種田 貴司)

・ 先月、国交省にお邪魔させていただいたときに担当課長のほうから、全国での要望が多いので2カ 年なり3カ年なり分割して補助をするといったようなことも事務的には国交省の内部で検討をしてみ たいというお話はいただいているけれども、なかなか通常の国庫補助制度の範疇で考えるとこの手の ものを分割でというのはちょっと通常はないのではないかと思っているが、私がお邪魔したときには 担当課長が課長補佐なり係長のほうに検討するようにという指示を出していたので、そういった可能 性がないということではない。ハードルは高いのだろうなと自分的には思うけれども、国の中では検

(8)

討をしていただけることになっている。

板倉 一幸委員

・ わかった、というか非常に厳しい状況にありながらも、しかし、このICカードの導入に向けた取 り組みは進めていくということであるから、これはぜひ私どもも地域の公共交通、よりよい利便性を 高めていくという意味でも進めていただきたいし、利用者あるいは市民の皆さんの理解も得て進めて いただきたいと思う。最後になると思うのだが、そういうことも含めて形成計画だが、この進捗度と いうか今の現状の、これは決まったばかりだからどう進捗しているかなんて今聞いてもしようがない のだが、どういう形で進められていくのか、あるいはその市民からのパブリックコメントにもいろい ろ市民の皆さんの御意見もあったようだけれども、そういうものも含めて今後よりよい形成計画とい うか、そういった地域公共交通を築き上げていくという進めをどのようにされていくのかについてお 聞きしたいと思う。

○企画部計画推進室政策推進課長(中村 勇人)

・ 形成計画を今後どのように進めていくのかというお尋ねだが、形成計画ができ、その中で主要施策、 実施施策とあり、実施施策の中で地域公共交通再編事業という事業があり、その幾つかの事業を今後、 地域公共交通再編実施計画というものに来年度以降まとめ上げて実施していくことになる。そのため の調査が午前中、予算特別委員会で御審議いただいた生活交通協議会で進められている調査である。 加えて、形成計画の一番最後にあるが、達成状況の評価とは推進体制とすれば生活交通協議会におい て、市民、交通事業者、国、道等の行政の御意見を伺いながら達成状況を評価していくということで、 長期的、中期的、短期的にPDCAサイクルを活用して検証、評価していくという形になっている。 加えて、その前段のページに1から7までの指標があるが、数値目標を明確に設定、連携計画よりも 大分具体的かつ項目も多く設定して、数値目標に向けて取り組んでいくという形にしている。

板倉 一幸委員

・ ICカードについてはとりあえずこの場での質問は終わらせていただきたいと思う。形成計画はき ょう直接の議題ではないと思うので、また改めて本会議の中でお聞かせいただくというふうに思う。

出村 ゆかり委員

・ カー ドの 種類に つい てお伺 いした いのだ けれ ども 、クレ ジット カード にSu icaがついてるみた いな ものがあって便利なのだが、今回検討されてるICカードは交通料金の支払いのみという考えか。

○企画部計画推進室政策推進課長(中村 勇人)

・ 導入するICカードにクレジット機能を付加することを条件としているかどうかということだが、 そこまで今、具体的にプロポーザルの条件として決めているということは伺っていない、事業者から は。ただ、ICカードが当然商業的な目的に活用されていくというのは非常に大きな意味があるので、 提案次第でそういった機能が付加されていくこともあるのではないかと思っている。

出村 ゆかり委員

・ わか った 。それ で、 Edyとか 電子 マネー を使っ ている 方は その 便利さ という のはす ごくよくわ かっ ていると思うので、もしカードができるのであれば予算等々は私全く予測がつかないくらい大変な額 だと思うのだが、せっかく持つのであればそういったクレジット機能がついていたり、欲を言えば、 函館の地域のことを思うのであれば、実現可能か不可能かそれはあれなのだが、地元のデパートのカ

(9)

ードと合体させるとか、それでもって買いものができるとポイントも貯まるというお楽しみがついて いるとよりいいのかなという気がする。

小山 直子委員

・ 2点教えていただきたいのだが、10カードも、それから10カードの片利用のほうのカードも両方と も交通料金利用制度を障がい者の方だったり高齢者の方のそういう制度に合わせることができるのか どうかというのと、それから片利用のほう、さっき地域のニーズに合ったオーダーメイドなサービス がつけられますというお話までは伺ったのだが、その後ろに外国人観光客のことが書かれているので、 函館 として は外 国人観 光客の 方を もっと もっと ふや してい こう という 、50万 、60万 、100万とい う目 標も持っているものだから、このあたりどんな利便性があるのかということを教えてほしい。

企画部長(種田 貴司)

・ 高齢者、障がい者の交通料金助成については現状の上限額を設定した中での助成制度の根幹を維持 できるような提案をいただくということで選定していくこととしていきたいと思っている。それから、 外国人のお話はまずは10カードと独自カードがあって、独自カードだと地域でしか完結しない、地域 でなければ使えないわけである。で、片利用にすることによって、例えば10カードを使える地域であ れば全国で使えると、片利用のエリアも10カードが使えることになるわけだから、これは外国人だけ に限らないのだけれども、(「ああ、そういう意味か」と小山委員)はい、というので片利用プラス全 国の人が使えるようになるという意味で、外国から来た方々も含めて使えるようになるという意味で の表記だというふうに思っている。

委員長(工藤 恵美)

・ ほかに発言あるか。(発言なし)

・ 実は私、このICカードというものを全く使ったことも見たこともなく、東京でいろいろな乗り物 に乗りかえるということもないものだから、どのような便利なものなのかというのがわからなく、今、 出村委員が言っていたショッピングカードと合わせることができるということもわかったわけなのだ が、わからない中で、インターネットで交通系ICカードの普及・利便性拡大に向けた検討委員会の 取りまとめたものが、今、部長がおっしゃった平成27年の7月に取りまとめたものがあるので、さら に深めたい方はインターネットで調べていただきたい。

・ 他に発言がないので、発言を終結する。

・ 理事者は退室願う。

(企画部退室)

委員長(工藤 恵美)

・ その他、各委員から何か発言あるか。(発言なし)

・ 散会宣告

午後3時56分散会

参照

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